「自分の強みが分からない」

りこ

なんとなくずっと、「自分って何が得意なんだろう」って思ってて…。他の人みたいに得意なことがはっきりしてないんです。

りょう

うん、Aがそう思うのも無理ないよ。実は「強みが分からない」って感じるのって、才能がないんじゃなくて、“見えにくい仕組み”があるからなんだよね。

りこ

えっ…?見えにくい仕組みって…どういうことですか?

りょう

じゃあ一緒に「なぜ強みが分かりづらいのか」その理由から、少しずつ解いていこうか。これが分かると、自分に対しての視点も変わってくるからね!

「当たり前フィルター」が強みを隠す?
りこ

なんか、人から「それ得意だよね」って言われても、自分ではピンと来ないんです…。

りょう

あるある、それって「当たり前フィルター」っていう脳の仕組みのせいかもしれないよ。

りこ

当たり前…フィルター?

りょう

うん、自分にとって当たり前すぎることって、わざわざ“強み”って認識しないんだ。だけど他人から見たらすごく価値あることだったりするんだよ。

「比べるクセ」が自分の良さをかき消す?
りこ

SNSとかで、同世代の人がすごい活躍してたりすると、自分って何にもないなって落ち込んじゃいます…。

りょう

わかるよ、SNSってついつい“誰かと自分”を比べちゃう空間だもんね。でもそれって、脳の「比較回路」が働いてるせいなんだ。

りこ

比較回路…ですか?

りょう

うん、人間の脳って本能的に“他人と比べて自分の立ち位置を確認する”クセがあるんだけど、それが強すぎると、自分の良さまで見えなくなっちゃうんだよね。

「正解があるはず」と思いすぎて、自分の答えが見えなくなる?
りこ

強みって、ちゃんと見つけなきゃって思うんですけど…なんか“これ!”って確信が持てるものが見つからなくて…。

りょう

うん、その気持ちすごく分かるよ。でもね、もしかすると「強みって唯一の正解がある」って思い込みがあると、かえって見えにくくなるかもしれない。

りこ

たしかに…みんな「これが自分の強みです!」って断言してて、それと比べると自分はあやふやで…。

りょう

実はね、強みって“じわじわ見えてくるもの”なんだよ。探そうとしすぎると、逆に感じられなくなっちゃうこともあるんだ。

目次

りこ

強みが分からないままでも、今の生活はできてるんですけど…でもたまに「このままでいいのかな…」って感じることがあるんです。

りょう

うんうん、すぐに大きな問題になるわけじゃないけど、その「なんとなく不安」って、心からのサインだったりするんだよ。

りこ

えっ、サイン…ですか?

りょう

そう。強みが分からないまま過ごすと、自分に合わない選択を繰り返しやすくなって、後から「なんでこんなに疲れるんだろう」って感じることが増えちゃうんだ。

「自分に合わない場所でずっと頑張り続けてしまう?
りこ

たしかに、今の仕事もなんとなく続けてるんですけど…毎日“これでいいのかな?”って不安になることがあって…。

りょう

うん、それって“違和感のサイン”かもしれないね。強みが分かってないと、“合ってない場所”に長くい続けちゃうことがあるんだ。

りこ

えぇ…それ、ちょっと心当たりあるかもです。

りょう

自分の強みが分かると、“自分に合った環境”を選ぶ指針になるんだよ。

選択のたびに自信を失っていく?
りこ

なんか、人生のいろんな場面で「これでいいのかな?」って悩んじゃって…正直、自分で決めるのが怖くなる時があります。

りょう

うんうん、分かるよ。強みが分からないと「自分はこうしたい」っていう軸が見えにくいから、決断するたびに不安になりやすいんだよね。

りこ

それで失敗すると、「やっぱり私はダメなんだ…」ってどんどん自信なくなって…。

りょう

それね、実は「決定疲れ」っていう脳の現象とも関係してるんだよ。強みの自覚って、それを防ぐための土台にもなるんだ。

自己肯定感の低下と“他人頼り”の人生になってしまう?
りこ

最近、自分で決めるより、人にどう思われるかばっかり気になっちゃって…。正直、自分で自分を信じられてないかも…。

りょう

うん、それってすごく大事な気づきだよ。強みが見えてないと、「自分って何者なんだろう」って軸がブレやすくなるんだよね。

りこ

それで、正解を探すみたいに周りの声に頼っちゃって、でも後で後悔することも多くて…。

りょう

実はその状態って、脳の“自己評価システム”にも負荷がかかってて、放っておくと自己肯定感をどんどん下げてしまうんだ。

りこ

「強みがない」ってずっと思ってたんですけど、もしかして、それって何か勘違いしてたのかな…って最近ちょっと思うようになってきて…。

りょう

うん、それすごくいい気づきだよ。実はね、「強み=特別な才能」と思ってる人、すごく多いんだけど、それがかえって自分の良さを見えにくくしちゃってることもあるんだ。

りこ

えっ…じゃあ、ちゃんと強みって見つけられるものなんですか?

りょう

もちろん。まずは「どんな思い込みが自分の視界を狭めてるのか」を一緒にほどいていこうか!

❌ 思い込み:強みは才能やセンスがある人だけに備わっている
⭕ 正しい捉え方:強みは“努力の蓄積”や“経験の中で育つもの”
りこ

私って、特別な才能とかセンスがあるわけじゃないから、強みって言えるものなんてないんです…。

りょう

それすごく多い誤解なんだよ。実は、強みって“生まれつき”じゃなくて、“育っていく”ものなんだ。

りこ

え?でも、小さい頃からできる子っているじゃないですか…。

りょう

たしかにスタートラインは人それぞれ。でも、強みになるのは「やってて楽しいこと」と「繰り返してきた経験」の交わる場所なんだよ。

❌ 思い込み:人と違う“特別な能力”でなければ強みとは言えない
⭕ 正しい捉え方:強みは“他人との差”より“自分にとって自然なこと”の中にある
りこ

強みって、人と違ってなきゃ意味ない気がするんです。普通のことなら、みんなできるだろうし…。

りょう

うん、その気持ちすごく分かるよ。でもね、実は「普通にできること」こそ、他の人には“できないこと”だったりするんだ。

りこ

えっ…それって、誰にでも当てはまることなんですか?

りょう

そう。強みって「他人と違う才能」じゃなくて、「自分にとって自然にできること」を深掘りした先にあるんだよ。

❌ 思い込み:強みって、誰かの役に立ったり、社会的に価値があることじゃないとダメ
⭕ 正しい捉え方:強みは「他人の評価」ではなく、「自分の内側の喜び」から見つけるもの
りこ

私の好きなこととか得意なことって、別に人の役に立ってるわけでもないし…強みって呼べる気がしないんです。

りょう

うん、その気持ちよく分かる。でもね、強みって“役に立つ”かどうかじゃなくて、“自分が自然にやりたくなること”の中に眠ってることが多いんだ。

りこ

え、でも…そんな自分の満足だけでいいんですか?

りょう

いいんだよ。むしろ「自分が喜びを感じること」こそが、長く続いて強みになるベースなんだ。

りこ

ここまで話してきて、強みって「ないんじゃなくて、見えにくくなってるだけ」って分かってきた気がします…。でも、実際どうやって見つけていけばいいのか、まだ少し不安で…。

りょう

うん、その不安はすごく自然なことだよ。今までは「特別な何か」を探そうとしてたかもしれないけど、実は“気づいていない日常の中”にヒントがたくさんあるんだ。

りこ

えっ、そんな身近なところにですか?

りょう

そうそう。これから紹介する方法は、今のAみたいに「なんとなく分かってきたけど、まだモヤモヤする」って人にぴったりな“強みの見つけ方”だから、安心して取り組んでみてね。

「人に聞いてもピンと来ない」は“当たり前の中”にあるから?
りこ

人から「それ得意だよね」って言われることはあっても、自分ではピンと来ないというか…なんだか信じきれないんですよね。

りょう

それ、すごくよくあることだよ。強みって、意外と“自分にとって当たり前すぎること”に隠れてるからね。

りこ

えっ、当たり前すぎて分からない…?

りょう

うん。本人にとっては「普通」で、苦労してないからこそ「特別なもの」に感じられないんだ。でも、他の人から見たら「すごい!」って思われてることって、実はそこにあるんだよ。

「正解探し」をやめて、“しっくりくる感覚”を信じてみる?
りこ

強みって、これだ!っていうはっきりした正解が見つからないとダメなのかなって思ってて…いろいろ探しても自信が持てなくて。

りょう

うん、それね、「正解を探すモード」になりすぎると、自分の中の“しっくりくる感覚”に気づけなくなることがあるんだ。

りこ

たしかに、「これが強み!」って言い切れるものがなくて、もやもやしっぱなしです…。

りょう

実は、強みって“少しずつピンとくるもの”なんだよ。完璧な答えじゃなくて、「違和感のなさ」や「自然なフィット感」こそがヒントになるんだ。

「誰かのため」より「自分が満たされること」にヒントがある?
りこ

強みって、人の役に立ってたり、評価されたりするものじゃないとダメだと思ってました。自己満足だけのことに意味があるのかな…って。

りょう

うん、その感覚、すごくよく分かる。でもね、強みの芽って“誰かに役立つこと”じゃなくて、“自分が自然とやってしまうこと”の中にあるんだよ。

りこ

えっ、役に立ってなくてもいいんですか?

りょう

むしろ“満たされること”を大切にしてる人ほど、自分らしさを育てていけるんだ。強みは「自分との信頼関係」から育つものなんだよ。

りこ

今までいろいろ考えてきたけど…正直、自分に強みなんてあるのかなってまだ疑ってしまうんです。

りょう

うん、その感覚、すごく自然だよ。強みって「自分で信じきれてない」ことがほとんどだからね。でもね、実は“変われる仕組み”って、ちゃんと脳にも心にも備わってるんだよ。

りこ

えっ、私みたいにずっと分からなかった人でも…?

りょう

もちろん。今から紹介する3つの根拠は、「自分にも可能性がある」って感じてもらうための、科学的な味方だよ。

脳は“後から”強みをつくる機能を持っている?
りこ

強みって、昔から得意だった人が見つけるものって思ってました。

りょう

ううん、実は“今から育てる”っていう考え方の方が、脳の仕組みに合ってるんだよ。

りこ

えっ、今からでも強みって作れるんですか?

りょう

そうそう。脳は経験や反復を通して“後から回路を組み替える”機能があって、それが強みの土台になるんだ。

“好き”や“快”の感覚は強みになる?
りこ

私って何が得意か分からないけど、なんとなく「これ好きだな」って思うことはあるんです。でも、それって強みとは関係ないですよね…?

りょう

いや、それ、むしろ一番大事なサインだよ!好きなことをやってるときの“心地よさ”って、脳の反応としても強みにつながるヒントなんだ。

りこ

えっ、感覚的なものが根拠になるんですか?

りょう

うん。“快”を感じる行動は脳の報酬系が反応してて、続けやすいし、自然に上達もしやすいんだよ。

自分の声に耳を傾けると、強みは自然に見えてくる?
りこ

強みって考えれば考えるほど分からなくなっちゃうんです…。結局、人の言葉とか基準に流されて、ますます混乱して。

りょう

うん、それすごくあるある。人の意見を気にしすぎると、自分の本音が聞こえにくくなっちゃうんだよね。

りこ

でも、私みたいに自分の気持ちをうまく掴めない人でも、分かるようになるんですか?

りょう

もちろん。実は“メタ認知”っていう力を育てると、自分の中の感覚にちゃんと気づけるようになるんだよ。

りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう

りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りこ
りょう
りょう
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